#6 罪人を罰する悪魔 『DEVIL』
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『デビル』 2010年作品
恐怖レベル・・・★★★
インパクト・・・★★★★
おすすめ度・・・★★★★
僕はM・ナイトシャマラン監督の映画も結構好きで『シックスセンス』から始まり、今のところ最新作でもある『ヴィジット』まで一通り全て観賞しました。
今回は僕が知っている限りでは8作目に当たる、この『デビル』をレビュー
したいと思います。
映画の大まかなあらすじは
ある高層ビルのエレベーターに男女5人(男性:3人女性:2人)が乗りこみ、上昇しているところでエレベーターが停止します。
この閉鎖された空間の中に閉じ込められた5人は苛立ち、お互いを罵り合い、
疑心暗鬼になっていきます。
管理室には2人の男性がおり、防犯カメラでエレベーターの中を監視している。
そして閉じ込められた人たちにアナウンスで呼び掛ける事はできますが、
閉じ込められている人たちの声は管理室には聞こえない状況。
そんな状況下、エレベーターの中の女性が誰かに切られ負傷したことにより、
管理室に刑事が到着する。
その後エレベーター内が暗闇になり、ものすごい奇声とともに1人の男性が殺害されてしまう。
そして管理人の1人が“閉じ込められている乗客の中に悪魔がいる”事をほのめかす言動をするようになる・・・。
この映画の魅力としては狭いエレベーター内という中での駆け引きと、その関わっている人間全てに実は密接な関係が絡んでいる面白さだと思います。
そしてこの映画に登場する悪魔の特徴は
「悪魔は罪人を罰する」
「悪魔は全員を殺す」
「悪魔は邪魔者を容赦しない」
「悪魔はその者を最も愛する人の前で殺す」
と言った正義なのか悪なのか全くわからない仕様になっていますw
しかし罪人を罰する悪魔なのでどちらかと言えば善よりになるのではないかと
思います。
この悪魔は罪を犯した心を隠す自分に対するウソが呼び寄せる悪魔だそうです・・・。
この手の映画を見ているとつくづく「悪が栄えた試しなし」という言葉や
「悪は滅びる」といったワードが頭をよぎりますね・・・w
この「DEVIL」もホラー要素だけに徹しておらず、涙が出るシーンなどもあり監督のメッセージが存分に込められている映画だと思いました。
同じ“狭い空間”を題材にした映画でもうひとつ「フォーン・ブース」という映画があります。
また機会があればそちらのほうも記事にしたいと思います・・・。
しかし、シャマラン監督はいつになったら「エアベンダー」の続編を作るのでしょうか・・・?w
最後までお読みいただきありがとうございました。