#16 ある昆虫がいなくなってしまうと世界は破滅へと向かう 『ハプニング』
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『ハプニング』 2008年作品
恐怖レベル・・・★★★★
インパクト・・・★★★
おすすめ度・・・★★★★
今回はシャマラン監督作品では2作目になる『ハプニング』をレビューしたいと思います。
さてこのお話、ある昆虫がいなくなってしまったことで世界がとんでもない事になってしまうという恐ろしい内容の映画です。
その昆虫とは映画の冒頭でも少しヒントがでてくるあの昆虫・・・。
『○ツ○チ』なんですよね。
最近テレビでもよく見かけるようになりました、都会やビル街でも屋上でその昆虫を養殖、または育てるという画期的な取り組みもおこなわれ始めたあの昆虫ですよね。
そしてその昆虫がもしいなくなってしまったらどういったことになるのかという映画です。
映画の大まかなあらすじは
アメリカの一部地区で起こりはじめた多数による謎の集団自殺。
自殺した人たちのおかしな兆候から専門家たちはテロリストによるある特殊なガスが原因だと疑う。
その主な特徴として
第1段階 支離滅裂な言動
第2段階 肉体の動きに異変が見られ方向感覚がおかしくなる
第3段階 自ら命を絶つ行動をとるようになる。
といったもの。
しかし大学教授でもあるエリオットは非難しながらも別のなにかが原因であると気付き始めていく・・・。
この映画の面白いところは、当初はアメリカの一部の地区を狙ったテロリストの攻撃として話が進行していき、避難の際にエリオット達が乗った電車移動中に同じ電車に乗った人たちから様々な情報が入ってきて、じわじわと恐怖へ導いてくれるところだと思います。
その現場に居合わせた人から送られてくる動画、ライオンの檻に飛び込みライオンに自分を食べさせる飼育員の自殺のシーンなど・・・。
いやはや、これは怖いですよ・・・w
そしてそれを本当にテロリストの仕業なのかと疑う人たち。
更にテレビからはテロリストによるテロ攻撃の可能性は低いと伝えられる・・・。
映画の中盤までは「では一体何の仕業なの・・?」といった感じでまったく原因がわかりません・・・w
その後、途中車で移動して避難し始めるのですが、道に転がっている自殺体を目安に行く当てもなく非難していく感じになります。
まさにどこに逃げていいのかもわからない状態になっていくわけですね。
そして同じ非難している集団に加わりグループで避難しようとした最中、とうとう別のグループにも犠牲者が出始めます。
そしてそのパターンからエリオットは分析を始めるも原因はわからずにボンヤリした感じになります・・w
果たして本当の原因とは一体何なのか・・・?
それは映画で確認してほしいと思います。
生態系が崩れるって本当に恐ろしいことなんですね。
この映画は環境汚染や地球温暖化など様々なことにも警鐘を鳴らした映画だとおもいます・・・。
勿論そういった事も重要な内容ひとつなのですが、何よりもじわじわと精神的にくる恐怖に持っていくシャマラン監督の演出の手腕もこの映画の醍醐味だと思います。
最後にお世話になった老婆が自殺するシーンは結構トラウマになりました・・・w
最後までお読みいただきありがとうございました。