#14 この少女凶暴につき 『エスター』
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『エスター』 2009年作品
恐怖レベル・・・★★★
インパクト・・・★★★★
おすすめ度・・・★★★★
さて今回は2009年公開の映画『エスター』についてレビューしたいと思います。
見出しには「この娘、どこかが変だ。」と書いてありますが、、うん・・変なのは確かに変なんです・・・w
しかしその一言では到底片づけられない知略性と凶暴性を兼ね備えた少女なんです。
最初はこんなに笑顔が素敵な少女だったのに・・・。
おそらく見出しを考えた人も何てうまく表現していいかわからなかったのではないでしょうか・・・(笑)
それくらい結構レビューも難しいですこの映画・・・。
映画の大まかなあらすじは
夫のジョン、妻のケイト、長男ダニエル、長女マックスの4人の家族がいた。
しかし本来であれば次女が生まれる予定であったが死産してしまったため、ケイトは次女に注げなかった愛情を養子に注ごうと養護施設を訪れ、そこでエスターを養子に引き取ることにする。
最初は平穏に生活できるかと思われたが、エスターが養子になってからというもの身の回りで不慮の事故が相次いだり、とうとう殺人事件まで起き始める。
そしてその魔の手は家族にまで及び始める・・・。
この映画のみどころはやはり、エスターを養子にしたことで家中ひっかきまわされるというか、数々の不幸にみまわれていくところですよね。
最初は長男ダニエルがペイントボールで鳩を撃ち、瀕死になった鳩にエスターが石でとどめを刺してあげたあたりから残虐性が垣間見えはじめる。
次に学校に編入した際、同級生にからかわれたことを理由にその同級生を公園のすべり台の上から突き落とし重症を負わせ、そしてついには自分に疑念を抱き警告にやってきた施設のシスターまでも犠牲になってしまう・・・。
更にその後もエスターはダニエル、マックスを脅迫し子分のように従わせたり、夫婦仲を裂こうと夫に妻の悪口を吹聴したり、遂には誘惑まで。
とにかく家の中を引っ掻き回しめちゃくちゃにします・・・w
とくに男性陣(夫、長男)は散々な目にあわされます。
しかしながらこのエスターの狡猾さ(悪賢さという意味)と猟奇性は少女ながら脅威を感じてしまいますね。
とくに終盤、メイクのせいなのかエスターの顔がとにかく怖い・・・w
そして終盤ついにエスターの過去と秘密が明らかにされたとき、最悪の出来事が起こります。
と、同時にエスターに対して抱いていた疑問の点と線が結びつくというか・・・。
勿論、ここではそれは書きません。映画を観て確認していただけたらと思います。
この映画がレンタルされ始めた当初から、僕の地元のレンタルショップではこの『エスター』はいつもレンタル中で長いこと待ったあげくにようやくレンタルできたという苦い思い出のある映画です(笑)
それだけ人気度が非常に高い映画であったといえる作品だと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。